活動報告

【C】2024年度

Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター
C-1コース 10月活動報告

日時
2024年10月20日(日)
方法
東京大学本郷キャンパスにて対面開催
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-1コース 10月活動報告
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概要

職域・地域架橋型コーディネーター養成C-1コース 10月講義が開催されました。
10月20日午前複雑なトラウマを抱える人の支援と回復
大阪大学大学院 人間科学研究科 野坂祐子 教授

10月20日午後見えない心を可視化する-心理アセスメントによるケース理解-
中村心理療法研究室 治療的アセスメント・アジアパシフィックセンター
中村紀子 臨床心理士

受講生の感想

(野坂先生の講義)
トラウマについて、トラウマ治療についての基本的な理解を深めることができました。実はまだよく理解していないことも多くあったため、やっとTICの入り口に立てたような気持ちになっています。特に被支援者だけでなく支援者にも安全な場所が必要であること、そのための組織作りの必要性を感じました。組織作りは一筋縄にはいかないものですが、その必要性を強く感じられただけでも今後の自分の振る舞いは変化しますし、大変意味があったなと思いました。

(中村先⽣の講義)
臨床でも地域でも心理検査結果の説明は、往々にして一方的になっていることに違和感を感じていたので、今日のお話は、大変参考になりました。客観的なデータをクライエントとともに紐解いていくことで、今まで気づかなかった自分を発見し、変容していくというプロセスは大事にしていきたいと思いました。今後、協働的/治療的アセスメントについて深く学んでいきたいです。

Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター
Cコース合同 10月活動報告

日時
2024年10月6日(日)
方法
東京大学本郷キャンパスにて対面開催
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター Cコース合同 10月活動報告
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概要

職域・地域架橋型コーディネーター養成コースC合同 10⽉講義が開催されました。
10月6日午前トラウマインフォームドケアとトラウマ焦点化治療
兵庫県こころのケアセンター ⻲岡智美 副センター⻑兼研究部⻑

10月6日午後『責任、帰責性、「⾃⼰責任」』
東京⼤学⼤学院総合⽂化研究科・教養学部 國分功⼀郎 教授
東京⼤学先端科学技術研究センター 熊⾕晋⼀郎 教授

受講生の感想

(⻲岡先⽣の講義)
トラウマケアについて、CBT-T(トラウマ焦点化治療)について、ここまで深く学べることはなかなかないので⾮常に濃い時間でした。実際のケースをいくつも照らし合わせながらお話を伺い、改めて明⽇からの⽀援に向け気持ち新たにした感じです。やはり基盤となる関係性、まずは保障していく関わりだなと痛感しました。

(國分先⽣、熊⾕先⽣の講義)
「⼼理学」を学んでいる⾃分が「哲学」に対してなぜ、⼩難しいという思いから、向き合ってこなかった⾃分の⼈⽣をおおいに悔いるほど、引き込まれ「謎解き」のヒントを頂いたように思います。職場内で物事を始めようとすると「誰が責任を取るのですか」という⾔葉を連発する⼈が思い出され、憤りのような、むなしいような何とも⾔えないこの感情をどのように⾔語化したらよいか悩んでいました。熊⾕先⽣が冒頭に、國分先⽣の哲学はとても臨床的であるという⾔葉が最後まで響いていました。

Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター
C-2地域連携型コース 9月活動報告

日時
2024年9月8日(日)
方法
東京大学本郷キャンパスにて対面開催
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-2コース 9月活動報告
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  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-2コース 9月活動報告

概要

職域・地域架橋型コーディネーター養成C-2コース 9月講義が開催されました。
9月8日午前ピアサポートワーカーとコ・プロダクション
東京大学大学院医学系研究科 宮本有紀准教授
東京大学医学のダイバーシティ教育研究センター 里村嘉弘准教授
東京大学医学のダイバーシティ教育研究センター 佐々木理恵学術専門職員・ピアサポートワーカー

9月8日午後東日本大震災被災地におけるメンタルヘルス対策
岩手医科大学神経精神科学講座 大塚耕太郎教授

受講生の感想

(宮本先生、里村先生、佐々木さんの講義)
「サービスをデザインする最良の人材は、サービスユーザー自身である」という原理において、共同創造の本質的な目的と意義を学ぶことができました。対等で互恵的な関係を築くには、時間と工夫が必要かもしれませんが、ぜひ実践を通じて追求していきたいです。グループワークでは、共同創造的な関係性を阻害する特に構造的なバリアと限界について、現場に即した経験を共有し、貴重な視点をいただきました。医療者・支援者も語れる場が必要だと実感、それがコ・プロダクションの土台になりうるとすれば、日々の中で意識的に取り入れ、より良い環境を作っていきたいと思います。

(大塚先生の講義)
専門性やスキルというものも大切だけど、それ以前の「丁寧に接する」ことを一番に挙げられていたことが印象的でした。被災地支援というのは,トラウマインフォームドケア,共同創造,組織変革が最も際立った形で実践される場なのでしょう。受講者から,「自分にできることはボランティアの人と同じように,話を聴くくらいで,そこで発揮すべき専門性とは何か?」という質問がありましたが,災害派遣で現地に赴いた専門職の多くが感じることでしょう。圧倒されるような凄惨な状況で,福祉や心理の専門職として何ができるのか。「日頃できること以上のことはできない」のであれば,普段の仕事と向き合い直す必要がありそうです。

Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター
C-2地域連携型コース 6月活動報告

日時
2024年6月16日(日)
方法
東京大学本郷キャンパスにて対面開催
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-1コース 6月活動報告
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概要

職域・地域架橋型コーディネーター養成C-2コース 6月講義が開催されました。
6月16日午前被害者支援-TICに基づく支援と支援者支援-
被害者支援都民センター 鶴田信子 心理相談担当責任者

6月16日午後薬物依存症をもつ人を地域で支える
国立精神・神経医療研究センター 松本俊彦 部長

受講生の感想

(鶴田先生の講義)
犯罪被害者の心理的ケアを担う支援のなかで、人と人、人と社会との継続的な結びつき(つながり)が重視されることを改めて理解するとともに、その「つながり」が相手の中で満たされていくことの難しさを痛感した。TICには、被害者のみでなく支援者自身のトラウマのケアも含み、支援をしている自分の状態を俯瞰して「知る」ことや、支援者もまた周囲と「つながる」ことが必要なのだと思った。

(松本先生の講義)
松本先生の講義を対面で受講できることを楽しみにしていました。温かく力強く魅力的な先生のお話に、支援者として多くの気づきとエネルギーをいただきました。アディクションは苦しい今を生きのびるために必要なもの、依存症とは安心して人に依存できない病気など、依存症について理解することは、支援の姿勢に大きく影響すると思いました。『ダメ。ゼッタイ』の風潮やスティグマのある社会の中では、ただでさえ人に依存できない方をますます孤立に追い込んでしまいます。アディクションを即やめさせるのではなく、ハームリダクションしながら人とのつながりを増やすことが回復につながることを、支援者として心に留めていきたいと思います。

Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター
C-1コース 5月活動報告

日時
2024年5月26日(日)
方法
東京大学本郷キャンパスにて対面開催
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-1コース 5月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-1コース 5月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-1コース 5月活動報告

概要

職域・地域架橋型コーディネーター養成C-1コース 5月講義が開催されました。
5月26日午前患者・家族の言葉からみえてくるがん療養生活
東京女子医科大学神経精神科 赤穂理絵 准教授

5月26日午後総合病院の心理臨床と支援者支援
国家公務員共済組合連合会虎の門病院 舘野由美子 心理部室長 臨床心理士/公認心理師
東京医療センター精神科 千葉ちよ 臨床心理士/公認心理師

受講生の感想

(赤穂先生の講義)
患者さんが医療者に相談したいことは病気のことだけではではない、と言う赤穂先生の言葉にはっとさせられました。家族、仕事など大切にされていることに関する気がかりをお話しいただけるよう、患者さんに寄り添う必要性を理解できました。

(舘野先生・千葉先生の講義)
いずれの先生も総合病院での心理臨床について、具体的な事例を交えて話をしていただき、大変興味深かった。

支援者自身の傷つきについて感じとれるように知見をもっと広めていきたいと感じました。また、職種によって見えてくる視点の違いを大切にできるよう、協同する職種のことをさらに学びたいと思いました。

Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター
Cコース合同 4月活動報告

日時
2024年4月21日(日)
方法
東京大学本郷キャンパスにて対面開催
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター Cコース合同 4月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター Cコース合同 4月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター Cコース合同 4月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター Cコース合同 4月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター Cコース合同 4月活動報告

概要

職域・地域架橋型コーディネーター養成コースC合同 4月講義が開催されました。
4月21日午前障害の社会モデルと解釈的不正義
東京大学先端科学技術研究センター 熊谷晋一郎 教授

当事者研究の源流
東京大学先端科学技術研究センター 綾屋紗月 特任准教授

フラッシュバックのつかい方
ダルク女性ハウス 上岡陽江 代表

4月21日午後多職種協働における折衷主義から多元主義へ
京都大学大学院医学研究科 村井俊哉 教授

Values-based practice~価値観の多様性に向き合う実践医療倫理
東京大学医学部附属病院 榊原英輔 講師

受講生の感想

(熊谷先生・綾屋先生・上岡先生の講義)
初回の講義だったこともあり、TICPOCの目指すところをかなり明確にしていただきました。実際に自分で当事者研究を体験してみて、先生からもコメントがあったように、言葉にできないモヤモヤをいかに言葉にしていくことができるか、支援に携わる身として考えていきたいなと思いました。

(村井先生・榊原先生の講義)
Values-Based Practiceという概念をよく理解できとても勉強になりました。どのようなマニュアルや支援にも価値が生じているという点は気をつけなくてはならないと改めて感じました。また、議論の土俵をあわせることという点も、多職種や患者家族と話すなかで改めて気をつけることだと感じました。

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